こまちに乗って

ひょこっと用事をしに東北に。今回のお供はよしながふみさんの対談集「あのひととここだけのおしゃべり」。

これがすごく面白くて、6時間の移動中、なんどもなんども読み返してた。

 

思えば、旅行と言ってふと思い出すのは、雲取山中腹の山小屋(三条の湯)で、夜半に暖炉の脇で「Gene Mapper」を読み耽ってたこととか(贅沢な時間だった!)、先日修善寺は川辺の旅館(菊屋)で風呂上がりに水の流れる音と「ファウンデーション」を読んでたこととかだったり。独りで行ってるわけじゃないんだけども。

 

こまちは今回がたぶん初めて。グリーン車のような椅子を、4列シートでゆったりと配置、と長時間乗るにとても良い空間でした。そのなかビターなキャラメルマキアートビターと、流れてく風景の音と、その中で夢中になれる本と。

今回は旅行と言うか移動して用事してただ帰ってきただけだったんだけど、その移動を一緒にできたのが「あのひととここだけのおしゃべり」だったことでずいぶん良い旅だったなー、てそんな気持ちになりました。

 

でも次はじゃじゃ麺とか冷麺とかを食べながらゆっくり見て回りたいな。